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キナバタンガン川は全長560kmに及ぶマレーシア第2、サバ州では最大規模を誇る大きな川です。飛行機からはまさに熱帯のイメージ、くねくねと流れるコーヒー色の細長い川が見えてきます。キナバタンガン下流域約270kmの敷地がサバ州野生生物局の管理のもとサンクチュアリーとして保護されています。
スカウ村よりキナバタンガン川上流25kmにあるビリッ村にも旅行社による
ロッジがあり、それぞれ1泊2日からツアーを催行しています。
ここでもリバークルーズが人気のアクティビティです。
クルーズする場所がスカウ村とは多少違いますが、
見られる動物はスカウ村もビリッ村もほとんど同じです。
ビリッ村では、送迎、ガイドサービス、セピローク、サンダカン市内観光などが含まれたツアーだけでなく、予算を抑えたい旅行客用に宿、クルーズ、食事のみの販売も一般的で、全体的に安めの料金設定です。
スカウ村ほどまだ知られていないのでピーク期でも比較的人が少なく静かであること、それぞれのロッジが離れていて森の中にあるという雰囲気を楽しめること、ロッジによっては本格的なジャングルウォークを近くで体験出来る事などが
スカウ村との大きな違いとして挙げられます。
但し、スカウ村よりもさらに交通が不便なので自分で送迎を手配するのは
簡単ではありません。宿だけを手配してもせめてスカウジャンクションまではロッジの車に迎えに来てもらうほうが無難です。また、ロッジのサービスやガイドの技術はスカウ村の旅行社に比べてまだまだこれからという印象が強いです。
スカウ村と同じくまたはそれ以上に、このビリッ村でも旅行社がエコツアーとして
たくさんの旅行客を求め、これからもロッジが増えていくようです。
持続可能な方法を本格的に取り入れながら
素敵な目的地になることを願います。
 
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