ダナンバレー基本情報
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      ダナンバレー自然保護地域ウエブサイト     

ダナンバレーはもともとサバ財団が伐採権を持つ土地の一部が原生林保存を求める声により、保存区に指定された森林です。
その敷地面積は約438kmに及び
近くをダナン川がのんびりと流れます。
ここでの一番の見所は何といってもその原生林。
多くの研究者が調査のために世界各国からやってきます。


また、この熱帯雨林には多種多様な野生動物が生きています。
朝はテナガザルのにぎやかな鳴き声が深い森に響き渡り、
その声を目当てに森を歩けば彼らに出会うことがあります。
高い樹上を素早く走り抜ける姿が優雅で美しく、
ここが彼らの本来の居場所であることを実感させられます。
スカウではシルバーリーフに出会うことが多いですが、ダナンバレーではレッドリーフが多く、樹から樹へとピョンピョン飛び跳ねて移動します。
森の人気者オランウータンも時にひょっこりとその姿を現します。

ダナンバレーでのもう1つの楽しみが、ナイトドライブ。運がよければ多くの夜行性動物を観察出来ます。目を光らせたマメジカ、
夜の暗闇を飛んでいくフクロウ、空をヒラーっと舞うムササビ。
夜には夜の印象的な出会いがあります。


これだけの動物に出会えるのもこの原生林が残っていればこそ。
ここだけを訪れた人はこんなに原生林が残っているのかと思うかもしれません。
しかし、残念なことに、これほどの素晴らしい森はもう多くはありません。
サバ州の森林面積約60%のうち、人の手が入っていない原生林は
約4%にすぎないと言われてます。一旦人の手が入り、本来の森に近い状態に戻るまで最低でも約500年!かかります。
気の遠くなるような長い時間です。