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マレーシアでは、マレー語、英語、中国語、タミル語など色々な言葉が話されています。国語はマレー語ですが、サバでは半島マレーシアとは異なった独特の言葉を使っています。ここではその日本でいう方言、「サバハンマレー」も一緒に紹介したいと思います。マレー語は「にゃ」とか「ぷ」が多く、またかなり抑揚をつけて話すのでとても可愛らしく聞こえます。
文章でこの言葉を説明するのは難しいですが、
イメージとしては「クレヨンしんちゃん」がしゃべるとすごく似合うような感じです。

<よく聞く語>
マカン
意味:食べる。 サバハン食べるのが大好きです!
ミヌム
意味:飲む。 休憩がてら甘いお茶をよく飲みに行く習慣があります。
ボレ
意味:出来る、OK。
「ボ」にアクセント付けてボレボレェ〜と抑揚つけ元気よく言われると何だか嬉しくなる言葉です。ですが、何にでもボレボレ言うので時には注意が必要です。
<感嘆の語>
アスタガー
意味:英語で言うOh my god!日本語ではうわぁー、へぇーと驚いた時や
うわぁー、やばーいとまずい状況の時に使ってるみたいです。
比較的、棒読み・小さい声で使っています。
ドゥーイドゴ
意味:アスタガとほぼ同様。
アスタガはマレー系、こちらは主にカタザン・ドゥスン族の間で使われます。
アラマッ
意味:日本語のおばちゃん用語とほぼ同意ですが、
発音は最後小さい「っ」でのばしません
アドゥーイ
意味;痛ーいぃぃ。
抑揚付けて「ド」にアクセントするとすごく痛〜い感じします。
アヌー
意味:あのー、えー。言葉が出てこない時に日本語で「えー」「あれー」
と言ったり、話しかける前に「あのー」という感じ。
<疑問語>
日本語同じ、〜ですか?文章の最後に「カ」を付けるだけで疑問文に。
ただ、「です」がないので目上の人、特に社長さんに使うのはちょっと
躊躇します。
カネ
同じく語尾に付けて疑問文に。カ+イニ(これ)がこう聞こえているようですが、全く日本語に似てるので「これOKカネ?」と日本語、マレー語をミックスさせても通じそうですね。
<意味のない語>
*日本語でも、〜だね、〜だよと語尾に意味のない言葉を付けるように
こちらにもそれらの言葉があります。
こういうのを付けると文章が楽しくなりますね。
これはやたらに付けます。
そうだよーという時は抑揚付けて元気よく「イヤラァ〜」と言います。
「ヤ」に強いアクセント。
これぞサバ語!「ラ」はマレーシア人一般が使いますが
「バ」はサバの人だけのようで驚くほど頻繁に使われています。
単に「バババ」といえばそれは、OKという意味になります、すごーい。
これは主に中国系の人が使います。
ロー
ちょっと寂しそうな響きながらも非常に可愛らしい言葉。
<ちょっとスラング>
ギラ
意味:英語のCrazy、
日本語だと「頭おかしんじゃないのー」と軽めの悪い言葉。
ムラオ
意味:ギラと同じ。こちらはカタザン・ドゥスンの言葉。

<とっておき>
ンダ
意味:英語のNO,日本語でいいえ、違います。
まるで東北の言葉ンダのようですが意味は否定です。

どうですか?意外なところで似てる言葉があっておもしろいですよね。
発音が日本語に近いので自信を持って元気よく話せると思います。字は英語と同じアルファベットなので読みも難しくありません。また、英語もかなり使われてます。独自のマレーイングリッシュというのもとても愛嬌があっておもしろい言葉です。日本にいるとネイティブの流暢な英語が主流ですが、考えてみれば第二外国語として英語を話す人の方が多いわけで、同じ英語でもそれぞれユニークで幅が広い!