スカウ村基本情報
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キナバタンガン川は全長560kmに及ぶマレーシア第2、サバ州では最大規模を誇る大きな川です。飛行機からはまさに熱帯のイメージ、くねくねと流れるコーヒー色の細長い川が見えてきます。キナバタンガン下流域約270kmの敷地がサバ州野生生物局の管理のもとサンクチュアリーとして保護されています。


このキナバタンガン川沿いにあるスカウ村には旅行社により
いくつかのロッジが建てられ、1泊2日からのツアーを催行しています。
ここでの最大のアクティビティーは何と言っても朝・夕・夜のリバークルーズ。
それぞれの時間帯に異なった野生動物に出会うチャンスがあります。


通常のツアーは、送迎、食事、ガイドサービス、セピロークなど全て含まれたパッケージとして売られています。B&Bはパッケージとしては販売していませんが、バックパッカーロッジのような安い値段で泊まることが出来ます。クルーズは他の宿泊客とシェアできればかなり安く済みますが、誰もいない場合には高くなるリスクがあります。このB&B以外の宿に関してグレード、
サービス、料金にそれほど大きな違いはないようです。ただ、野生動物を見つける技術、動植物の知識などはかなりの部分、ガイドの力量にかかっているのでよいガイドに出会うことが重要なポイントになるでしょう。


スカウ周辺は70-80年代の大規模伐採、
80-90年代のパームオイルプランテーションにより多くの森が消え、
今では川岸林の幅は約30-200mほどと言われています。
リバークルーズでは色々な動物に出会えるよい機会ですが、
野生動物にとってその川岸林は少しだけ残された貴重な自然なのです。
そして、今ではエコツアーとして多くの旅行社がクルーズツアーを販売しています。この素晴らしい自然を楽しもうと多くの旅行客が訪れることが時には自然や野生動物に大きな影響を与えます。
旅行とエコ、自然と人、、難しい問題です。